STARモデル(セルフマネジメント行動循環サイクル)

ブログをご覧の皆様、こんばんは。小松茂樹です。

前回、「セルフマネジメントとは自分のあるべき姿(概念)を現実の自分の姿(実体)へとつなげること」であり、そのプロセスは

1.自らのあるべき姿を方向づけ、
2.そこに至るまでの計画を描き、
3.その計画を実行するために時間と行動を適切に管理する取り組み

であると述べました。

今回は、プロセスについてもう少し詳しく書いていきます。

セルフマネジメントのプロセス

回りくどい表現が続きましたが、ザックリ言えば、セルフマネジメントとは「なりたい自分になるために、自分自身をその方向へ導くこと」です。

なりたい自分になるための、自分自身の方向づけと自分自身の管理、それが私の考えるセルフマネジメントです。つまり、セルフマネジメントとは自己実現の実践方法であるとも言えます。

私がセルフマネジメントを考えるようになったのは、2011年の3月頃でした。

前職で東京から大阪に転勤になった私は、慣れない環境と慣れない仕事(しかも当時の自分としては膨大な量)で自己コントロール不能な状態に陥っていました。仕事以外にほとんどやることもなく、仮にやりたいことがあったとしてもできる状況でもなく、この状態は何とかしなければならないと思い、仕事の管理や能率向上に関する本を読み漁るようになりました。

それまでも手帳を自分流にカスタマイズするなど自己管理に努めていた方でしたが、従来のやり方ではもはや対処できない状態になっていたので、「根本的に考え方を変えなければならない」と思い、手軽なビジネス書だけではなく、ハードカバーの本格的な本を手に取るようになっていきました。

勉強すればするほどに、小手先のテクニックだけでは不十分で、もっと哲学的な側面から自分を変える必要があることに気づいていくようになり、次第にいわゆる「自己啓発書」を読むようになっていきました。私の考え方をその後大きく変えることになった「思考は現実化する」「7つの習慣」などの名著と出会ったのもこの頃からです。

やがて状況が改善され、趣味や遊びなど私生活の時間が十分に確保できるようになっていきましたが、自己啓発の学びは重ねるほどに面白くなり、本だけでは飽きたらず動画や音声の教材、そしてセミナーへの参加へと徐々に投資額が増えていきました。今では自己啓発はもはや趣味の域と化してしまっています。

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そうして、時間とお金を投資していろいろな人の考え方を勉強した結果わかったことは、

物事を成し遂げるプロセスは、基本的にはひとつのパターンに集約される

ということです。

多くの成功者や研究者が、いろいろな切り口でいろいろな理論を提唱されていますが、本質だけを抜き取れば、言っていることは私にとってはみな同じだという結論に至りました。

それは、物事を成し遂げるには

願望の明確化→具体的な計画→計画の実行→成果

という過程を順序通り踏む必要があるということです。

人によって言っていることがそれぞれ異なるように見えるのは、このプロセスのどこに力点をおいているかということと、プロセスを実行段階に移すアプローチが異なるためです。

例えば、「願望を明確化する」と言ってもいろいろなアプローチがあります。日記をツールとして自己対話する方法、ロジカルシンキングで細分化する方法、過去を振り返る方法、人間関係など環境分析から入る方法、質問にひたすら答えていく方法など、自分の望んでいることを明らかにする方法だけでも数えきれない数の手法が提唱されています。

また、願望を明確化する手法の多くで、自分の思い込みや勘違いを取り除くという過程を踏むのですが、これを「ビリーフチェンジ」と言ったり「パラダイム転換」と言ったりします。あるいは潜在意識の無限の可能性からアプローチする立場もあります。

しかし、どれも「大事なことは、まず自分の本当の願望を明確にすることだ」ということには変わりはありません。

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また、人によってこのプロセスのどこを重視するかが異なります。例えば、「ゴールが明確でなければ実行のしようもない」というスタンスを取る人は、願望を明らかにする過程を精緻に行います。

一方で、「願望が明らかになっても、それを実行可能な行動に落とし込めなければ絵に書いた餅で終わる」というスタンスを取る人は、戦略策定の過程に重点を置きます。

あるいは、「どれだけ計画が優れていても、実行しなければ意味がない」というスタンスを取る人は、習慣化などの方法で「確実に実行に移す」という過程に重点を置きます。

しかし、結論から言うとどれも重要なプロセスであり、このいずれかひとつでも不十分であれば、望む成果を得ることはできません。

つまり、成功や自己実現の本質は、

願望の明確化→具体的な計画→計画の実行→成果

という、たった一つのシンプルなプロセスに収斂されるのです。

STARモデル

とは言え、本質はひとつであっても、アプローチは無数にあります。勉強すればするほどに混乱するというのが正直なところです。学びを重ねる度に「どうやって実践に移していけばいいのかわからなくなる」というパラドックスに辿りつきました。

そして、「このまま勉強ばかりしていても、知識が溜まるばかりで現実の生活は何も変わらない」と考えた私は、これまで学んできたことや自分でいま実践していることを整理して、自己実現のモデルを具体的な行動プロセスとして体系化しようと考えるに至りました。

数ヶ月かかりましたが、考えてみた結果、私は「願望の明確化→具体的な計画→計画の実行→成果」のプロセスを、次のような行動の循環サイクルにまとめました。

Self-understanding 自己理解と自覚

Time-management 時間管理

Action(stylize & habit) 行動(定型化と習慣化)

Record & analyze 記録と分析

SM10

各工程の頭文字をとって、これを”STARモデル”と呼ぶことにします。

STARの直訳は「星」ですが、「花形」「人気者」という意味や、「成功」「幸運」という意味もあります。結果論ですが、自己実現のプロセスとしてはちょうど良いネーミングになりました。

私にとって、セルフマネジメントとはこの”STARモデル”を現実の活動として循環させることであり、これを忠実に実行することで「なりたい自分になる」という「成果」にたどり着くことができると考えます。

次回は、この各プロセスについて詳しくご説明をいたします。

本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。