学んだ通りにやってみる

本編から少し脱線します。

昨日のメルマガで「『わかる』と『できる』の違い」について書いたのですが、私自身、技能の習得についてもう少し掘り下げて考えてみたいと思ったので、今日はそれを書きます。

学習は模倣からはじまる

技術や能力の習得は「模倣」からはじまります。何を身につけるにしても、まずは他人を真似ることから学習はスタートします。

スポーツが良い例です。野球でもサッカーでも何でも、新しく何かをはじめる時にまずすることは何でしょう。先輩やコーチ、あるいはプロ選手がやっているフォームや動作を真似ることではないでしょうか。自分よりも上達している人のやり方を真似ることで、未経験者から初級者への階段を上がっていくのです。

私は幼い頃、ピアノ・習字・そろばん・図画など様々な習い事をさせてもらいましたが、いずれもまずは、先生のやっていることを真似るところからスタートでした。つまり「見よう見真似」です。

あらゆる知識や技術の伝承は、見よう見真似で基礎能力を身につけ、ある程度の水準になったところで自分の考えを取り入れてさらなる発展を遂げる、というプロセスの繰り返しではないかと思います。

したがって、何の下地もなしにいきなり「自分のやり方」を考えるというのは、あまり効果的ではありません。ロスが多いやり方でしょう。無謀とさえ言えるかもしれません。

「自分のやり方」に辿りつくまでには、まず先人のやり方を徹底的に真似て基本能力を磨くことです。そして、自分の能力を一定水準に高めてはじめて「応用」にチャレンジするのです。基礎の伴わないうちに応用からはじめようと失敗する。何事もそんなものだと思います。

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学んだ通りにやってみる

手っ取り早く技能を修得する方法は「学んだ通りにやってみる」ことです。ためらわず、疑わず、とにかくやってみることです。

こんなシンプルで簡単なことが、どうしてか、なかなかうまくいかない。私自身にも言えることです。人間は欲深く、疑り深い存在だなとつくづく思います。

ある程度の行動を積み重ねるまでは、その分野や方法が自分に合っているかなど判別できません。早く手応えを得ようとするあまり、始めてすぐに自分なりにアレンジしようとしたり、自分なりの解釈で進めようとしてしまいます。

実はこの行動自体が、技能の習得の大きな妨げになるのです。基本能力を早期に高めることができる人は、むしろ素直に、愚直に、学んだ通りに訓練します。

まさに「急がば回れ」です。考えれば必ず良いアイデアが出るとは限りません。良いアイデアは豊富な知識と経験に裏付けられて生み出されるものです。下地が伴っていない考えは、アイデアではなく単なる「思いつき」であり、質の高さはさほど期待できないでしょう。

「学んだ通りに、実際にやってみる」

これが能力開発の近道ではないかと考えます。

徹底的にパクる

ノー残業&早朝会議で有名なトリンプ・インターナショナルの元社長・ 吉越浩一郎氏の著書の中で、「TTP(徹底的にパクる)」という言葉が出てきたのを目にし、結構気に入って自分でも使っています。学んだことを徹底的に模倣し、そのエッセンスや枠組みを活用することで実行の速度を早くする、という内容だったと思います。

今年の7月に「2年間で能力開発領域で事業をおこす」という目標を立てた私は、実際にそれを現実にするために、「これまで学んでいたけれども、実践していなかったこと」をやってみることからスタートしました。

長倉顕太さんの「毎日情報発信すれば、現実が動き出す」という考えに倣い、毎日ブログを書くことをはじめました。

七星明さんの「メールマガジンで情報をダイレクトに届ける」という考えに倣い、メルマガの配信を開始しました。

井口晃さんの「動画を使って、自分の考えを発信する」という考えに倣い、来年1月からの動画配信に向けて原稿作成を進めています。

そして、井上裕之さんの「学びには積極的に投資する」という考えに倣い、自己研鑚に時間とお金を投下するようにしています。

みなさん、私が将来やりたいと思っていることを、すでに実践されている方々です。まずは、先人のやっていることを「徹底的にパクる」ことからスタートして、願望を実現する道筋を立てようとして取り組んでいます。

学んだ通りに実践する

その積み重ねから、自分なりの道が開けてくるのではないかと、私は思います。