3日坊主にならない「今年の目標」の立て方

新年、あけましておめでとうございます。

いつも当ブログ「最高の自分になろう」をお読みいただき、誠にありがとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、新年を迎え、このブログをご覧の方々にも、今年の目標を立てられた方が多いのではないでしょうか。

「今年こそ、貯金をする」
「今年こそ、英語を勉強する」
「今年こそ、資格を取る」

年の変わり目は晴れやかな気持ちになりやすいので、気持ちを切り替える節目として非常に有効です。新しいことに挑戦したり、かつて挫折したことに再び取り組んだりしようという決意をしやすいと言えるでしょう。

ところが、年末年始の休暇を終えて日常の生活に戻ると、こうした心機一転の決意はいつの間にか失われていってしまいがちです。新しいことに挑戦する熱意が衰え、時間も確保できなくなり、2月になる頃には立てた目標はすでにどこかに消えてしまっていることも少なくないかもしれません。

自分で立てた目標は、誰にも結果を迫られることのない「WANT(やりたいこと)」の目標です。仕事など、必要に迫られてやる「MUST(やるべきこと)」の目標に比べるとどうしても拘束力に乏しく、達成するためには高い自己管理能力が問われます。

今回は、達成できる目標の立て方についてお話いたします。

管理とは

目標について説明する前に、「管理」という概念について少し触れておきます。個人目標の達成には自己管理能力が問われるため、前提知識として管理の本質を押さえておくことが必要です。

管理とは、

  1. やることを決める(目標設定、計画策定)
  2. 決めたことをやる(実行)
  3. やったことを記録する(進捗管理)
  4. 記録を振り返り、計画の修正やプロセスの改善を図る(軌道修正)

ことです。

目標設定は管理プロセスの最初の段階に相当します。目標を立てて終わりではなく、達成するためには実行・進捗管理・軌道修正といった後工程が控えているため、「次の工程がちゃんとできるように」設計しておく必要があると言えます。

目標の種類

目標には、「定量目標」と「定性目標」の2種類があります。

定量目標とは、到達水準が数値で表現できる目標のことです。ビジネスで言えば売上金額、利益額、生産量、販売数・・・などが相当します。目標と実績がともに数値で測定できるため、達成できたかどうかが明確で、容易に評価できます。

定性目標は、数値で表現できない目標のことです。ビジネスで言えば、職場の雰囲気を明るくする、人間関係を良好にする、責任感を高める、一人ひとりが自立する、商品の質を高める・・・などが相当します。

数値で表現することがどうしても難しい内容の場合、定性目標を設定します。ただし、かなり具体的に言葉にしないと、到達水準があいまいになりがちで、達成したかどうかの評価も容易ではありません。

目標を立てる際には、できる限り定量目標にできないかを第一に考えます。定性目標は、目標を達成できたかどうかの評価が難しく、解釈次第で変わるとも言えるからです。

例えば、「商品の質を高める」という目標は、「どうなったら質が高くなったと言えるのか」の認識を揃えるのが難しく、評価がしづらいと言えます。そこで「質の高さ」を数字で表現できる他の何かで言い換えることができれば、目標の到達水準がわかりやすくなります。

不良品の発生率、故障率、製品の耐久年数、動作スピード、使用者アンケートの評価(厳密には定量的とは言えませんが)などに置き換えれば、「以前と比べてどのくらい良くなったのか」「目標まであとどれだけ改善が必要なのか」が明確になります。

そして、状況が明確になれば、やるべきことも明確になります。対策も講じやすく、目標達成に向けた意欲も上げやすくななるでしょう。

明確さは力です。年始に立てる個人の目標であっても、できる限り定量目標にすることが、達成への近道になります。

目標の3要素

上述の通り、目標設定においては明確さがとても重要です。

  1.  何を
  2.  どれだけ
  3.  いつまでに

の3つを明らかにすることで、目標は明確になります。これを「目標の3要素」と言います。

例えば、「貯金をする」という目標を掲げるとします。「何を」は当然お金になりますが、「どれだけ」と「いつまでに」をどのように設定するかによって、目標は大きく変わります。

・1万円を10年間で貯める
・10万円を1年間で貯める
・10万円を3ヶ月で貯める

では、目標達成の難しさがまるで異なります。

自分をさらに高めようと思うのであれば、合理的に達成可能な範囲で、やや高いと思う水準の目標を設定することが有効です。

定量目標の立て方

目標を確実に達成させるためには、「結果の目標」だけでなく「プロセスの目標」も考える必要があります。

例えば、「今年こそ痩せる」という目標を掲げるとしましょう。「痩せる」だけでは到達水準が不明確なので、体重や体脂肪率、腹囲など基準となる指標を決めて、「何を」「どれだけ」「いつまでに」の目標3要素を明確にすることが求められます。

ただし、結果の目標は「痩せる」ことですが、ただ「痩せたい」と願っているだけで痩せられるわけではありません。食事や運動など、生活習慣を変えていかなければ、確実に痩せるのは難しいと言えるでしょう。

すべての物事には「原因」と「結果」があります。最終的に求めるのは結果ですが、結果を直接コントロールすることはできません。結果を変えることができるのは原因であり、具体的には結果を生み出すためのプロセスをコントロールする必要があります。

かく言う私も、昨年の後半に出張が増えて外食が多くなり、加えて運動不足と年末年始の飲み会で体重がかなり増えてしまいました。そこで、今年のプロセス目標として、

  • 週70,000歩以上歩く
  • 週に1回以上、運動をする(本当はもっとするべきなのですが)
  • 揚げ物は週に2回まで
  • ご飯のおかわりをしない

を掲げました。

あくまで原因と結果の関係は仮説の域を出ないので、果たしてこれで本当に痩せられるのか断言はできませんが、後は体重と体脂肪率(結果)を測定し続けながら、必要に応じて項目や度合いを調整していけばいいと考えています。

それでも、プロセスを明確にすることで、具体的にどのような努力をするべきなのかが明らかになり、少なくともただ「痩せたい」と願っているよりは確実に結果目標に近づくと言えるでしょう。

他にも、英語や数学の勉強時間、読書の冊数・・・など、毎日やることの基準を決めています。実際にはどうしてもできない日もありますが、基準を決めておけば、「やったか/やってないか」を評価することができます。

「測定できるものは改善できる」という言葉があります。欲しい結果を得るためには、その結果を生み出すための原因を仮説立てて測定し、記録し続けることが大切です。

定性目標の立て方

最後に、定性目標の立て方について触れておきます。

どうしても結果目標を数値で表現できない場合には、定性目標を立てることになりますが、その場合は、「誰が読んでも同じ解釈になるくらい、徹底的に具体的に定める」ことが必要です。そして、具体的な行動を細分化して、スケジュールに落とし込み、期日で管理していくことが求められます。

また、結果目標は定性的であっても、プロセス目標はできる限り定量的に定めることが有効です。

例えば、資格の取得など「0か100か」の結果を求める場合、結果の目標は「資格を取る」という定性的な表現にならざるを得ませんが、プロセスの目標は勉強時間、テキストのページ数、問題集の取組数など定量的に定めることができます。

目標を達成させるためには、どれくらいの努力量を投入すれば良いのか。その仮説を立て、愚直に実行した上で、しっかりとプロセスを管理していけば、目標達成に向けた歩みが止まることはなくなります。

「成功の条件は、成功するまで続けることである」という言葉があります。どのような目標であっても、目標を見失わずに、1歩1歩進み続けさえすれば、いつの日か必ずやたどり着くことができるでしょう。

あなたにとって、2020年が素晴らしい1年になることを、心よりお祈りしております。

本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。