自分年表から役割を書き出す

役割に関して、先人の考え方をご紹介してきました。ここで自分年表に戻り、自分の役割について考えていきます。

4.自分がこれまで行ってきた役割を振り返り、リストアップする

の行程です。

役割を振り返ることは、自分の歴史を複数の視点で見つめるということ。次の行程で役割ごとに出来事やその時の感情を振り返り、自分の傾向・パターンを見ていきますが、そのためにもまずは自分が担ってきた役割を分類する必要があります。年表を見ながら、自分が行ってきた役割・役目を書き出してみましょう。

私の場合は↓のようになりました。

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次のステップとして、これらを同じような特徴を持つ役割ごとに分類してみましょう。

私が最初にやった時は、年表の出来事を色分けした区分けで行いましたが、数が多いと行程が多くなり、また重複する区分けが多くなるので分類が煩雑になってしまいます。

そこで、先日ご紹介したハンセンのキルト(4つのL)に沿って、「労働」「愛」「学習」「余暇」の4種類に分類してみます↓

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そして眺めてみます。

・役割に偏りがあるか/ないか(偏っていることが悪いわけではありません)
・きちんと果たせた役割は何だろうか
・きちんと果たせなかった役割はなんだろうか

出来事や年齢ではなく、役割という観点で自分の歴史を見返した時、これまでと違った自分の側面が見えてくるかもしれません。

また、1つの役割が複数の領域にまたがっている方は、それにに気づかれるかもしれません。あらゆる役割が「労働」「愛」「学習」「余暇」の4つに大きく分けられるというハンセンの考え方に立つならば、人は同時に複数の目的を果たすことができる、と言えるでしょう。こうした「一挙両得」を図ることによって、限られた時間の中で自分の行動の密度を上げていくことが可能だという考えを持つことも可能になります。

役割は年齢や環境によって常に変化します。したがって、書きだした過去の役割が果たせていようといまいと、いま自分が果たすべき役割には結びつかないケースもあります。しかし、以前にやっていた役割で今やっていないものがあった場合、それが

・あきらめたこと
・断念したこと
・消化不良なこと

である可能性もあり、そこから「いま自分がやりたいこと」に結びつく場合があります。

「現在の自分」を分析するフェーズで、自分の役割を定義します。そこでは「いま果たしている役割」と「これから果たしていくべき役割」の両方と向き合う必要が生じます。

しかし、「いま果たしている役割」はすぐに自覚できても、「これから果たしていくべき役割」はすぐに描けません。そのヒントが、過去に自分が行っていた役割に隠れています。

繰り返しになりますが、

自分が何を為すべきかは、自分だけが知っている

のです。

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いろいろな角度から、自分の歴史を見なおしてみましょう。意外と自分も、いろいろな役割の中で、頑張って生きてきたということに気づくかもしれません。